
福岡の本社を置く日本タングステン株式会社が、このたび海外で初めてとなる100%出資の現地法人「ニッポンタングステンUSA」を設立し、その記念式典
が現地時間の4月21日にウエストバージニア州バーバーズビルの同社工場で執り行われました。式典には本社社長である吉田氏、NTUSA社長の坂本氏、マ
ンチン知事など多くの関係者が出席しました。
吉田社長は挨拶で、今回の開設にあた
りお世話になったすべての関係者に感謝の意を表し、これまで多くの候補地を検討してきたが、ウエストバージニア州からサポートを受けるようになってからは
とんとん拍子でプロジェクトが進んだと感想を述べました。
また現地法人の坂本社長は、「進出先
として選んだバーバーズビルは、得意先の一つであるシンシナチのプロクター&ギャンブルにも近く、そこで使われる衛生ナプキン、おむつ素材裁断機械のメン
テナンスには絶好のロケーションです。また、工場として使う建物の価格、そして電気代も大変魅力的でした。」
同工場のハイテクを駆使したマシン
ショップで、日本の本社で作られた裁断機械の刃を研磨し直し、再び得意先に納入します。日本タングステンは、ファインセラミックや耐熱性の製品を製造する
ためのタングステンや他の金属を精錬したり、加工したりしています。
日本タングステンの製品には、ダイカッター、セラミック回路基板、電気接点、合金部材などがあり、1931年福岡県で設立、中国、タイに合弁会社あり、従
業員は511名。吉田社長は「私どもは決して大きな会社ではありません。しかし技術力には自信を持っています。」
式典でマンチン知事は、「ウエストバージニア州は堅実に雇用創出のために努力しています。今回の日本タングステンの進出で6名の雇用が生み出されますが、
この採用される6名にとってこれがいかに彼らの人生の中で重要なことであるかと思うと、感謝の気持ちでいっぱいです。」と述べました。採用第一号となった
のは地元マーシャル大学を卒業したアキコ・プレイローで、総務・経理を担当します。技術要員にはかなり高い技術が要求されるため、当初は日本からの技術者
が充てられ、徐々に現地採用者に引き継がれる予定です。
ハンティントン地域開発局のマーク・
スプルース局長は、地元にあるロバート・C・バード専門学校が社員研修や機械類の貸出で同社の役に立てるであろうし、また地元日系企業であるオクノ・イン
ターナショナル社が坂本社長をはじめ日本人駐在員にとって大きなサポートとなるであろうと述べました。
ロックフェラー上院議員はビデオメッ
セージで挨拶をし、「日本タングステンがウエストバージニア州で成功されることは疑いの余地がありあません。世界中からこのすばらしいウエストバージニア
州を選んでいただいたことに心より感謝を申し上げます。日本タングステンが目指すハイテク技術とウエストバージニア州の献身的な労働者はすばらしい組み合
わせとなるでしょう。」
(2010年4月22日、ヘラルドディスパッチ紙より抜粋)
|